セルフマネジメントメソッドの1つの手法でPDCA(PDCAサイクル)があります。
PDCAとは、Plan(計画)→Do(実行)→Check(検証)→Action(改善)を繰り返すことにより、業務を継続的に改善していく手法のことです。
経営メダリストもPDCAを利用して経営計画策定・運用をおこなうことができます。
Plan (計画)
SWOT分析とは、競合やトレンドなど自社を取り巻く外部環境と、自社の資産(ブランド力)や品質などの内部環境をプラス面、マイナス面に分けて分析することで、現状把握や経営方針の決定をおこなうためのフレームワークのひとつです。
経営メダリストでは、直近2年の財務情報からセグメント毎に売上高や付加価値の値を設定する事でStrength(強み)とWeakness(弱み)を、業界トップ企業の売上動向や自社との相対的市場占有率の推移からOpportunity(機会)とThreat(脅威)を判定します。
SWOT分析の結果から今後の経営方針を決定します。
支出合計と年数を入力すると年間のキャッシュフローが算出、これに税率と年間償却費を設定することで年間の必要利益が算出されます。
固定費のほとんどは「人」(役員給与、人件費、法定福利費など)と「物」(減価償却費、地代家賃、固定資産税、支払利息など)に関する経費で占められます。
「人」や「物」の増減を考慮し、前2期の平均値を参考に今季予想を入力すると、必要利益と固定費から年間の付加価値が算出されます。
セグメント毎に売上高と付加価値率を設定すると、全セグメントの付加価値合計額を算出されます。
算出結果と前期の実績をもとに、今期の月別損益計画書が作成されます。
Do(実行)-Check(検証)
シュミレーションで算出されたを月別の損益計画額に実際に発生した損益を入力することで、差異を算定した予実対比表が出力されます。
予実表を毎月作成することで、実績と計画のズレへの対応を素早くおこなうことができます。
Action(改善)
3ヶ月の1度、顧問先に訪問(またはテレワークなどを活用)し、定例会議に参加します。
参加の際、システムで出力される3ヶ月の予実対比が記載された四半期定例会議議事録を提出することで、顧問先の経営課題を洗い出し、今後3ヶ月間で取り組むべき改善案等を話し合う資料として利用する事ができます。
定例会議の際、正常運転資金(売上債権+在庫-買掛債務)の額を確認する事で資金繰り悪化の原因等を素早くキャッチできます。
社外の専門家が同席することで効果的な改善案等が出やすくなります。